お酒を飲みすぎると胃もたれを起こすことがあります。
特にビールなどには糖質やプリン体が含まれているので、胃にダメージを与えやすいのです。
胃は消化器官として重要な役割を担っています。
胃に重すぎる食塊があったり、消化するのに困難な物体があると胃の消化機能は低下してしまいます。
これを一般的に胃もたれと言います。

胃もたれを起こすと、腹痛や腹部膨満感など、とてもつらい腹部症状が現れます。
苦しくて動けなくなってしまうことさえあります。
それでは次に胃もたれを起こす原因や発生機序について、もう少し詳しく解説していきます。
空腹状態でビールを飲みすぎると、胃の粘膜にダメージを与えてしまい、傷つけることがあります。
ビールは炭酸飲料なので、胃に内容物が無い時に飲んでしまうと、強い刺激が粘膜に伝わってしまいます。これが胃もたれの原因です。
予防するために、バランスの取れた食事を摂りつつ、アルコールの摂取も適量に留めておけばむしろ良い刺激を与えられます。

しかし、あまりに偏ったバランス、多すぎるアルコールは身体に悪影響を及ぼします。
適量のアルコールとは、ビールの場合は中瓶一本(700ml程度)、日本酒だと一合、ワインの場合はグラス2杯程度です。
いずれも目安の量であり、体質や体型など人によって変化しますが、一般的な目安としての量を参考にしています。
お酒、特にビールを飲むときは一緒に炭水化物や油っこい食べ物を食べることも多いと思いますが、食べすぎないように注意しながら食事を楽しみましょう。

野菜もしっかりと取らないと、胃もたれを亢進させる一助になってしまいます。
胃の粘膜を刺激しないためには、野菜などをきちんと取ること、そして空腹状態のままで飲酒しないことが大切です。
空酒は胃もたれを起こしやすくする一因です。お酒を飲むことは悪いことではありません。
節酒は身体を健康体に近づけるので、正しい飲み方をすれば胃もたれなどで苦しい思いをすることは減るでしょう。

ビールの飲み過ぎによる通風について

ビールを飲みすぎると、尿酸値が上昇します。
ビールには糖質やプリン体が多分に含まれていて、そのプリン体が最終的に尿酸になるのです。
尿酸の産生と排泄は通常一定のバランスで成り立っていますが、そのシステムに異常がおこり体内の尿酸が過剰になってしまった状態を高尿酸血症と呼びます。
そして、尿酸の結晶が急性の関節炎を引き起こす状態を痛風と呼びます。
関節炎が生じると下肢の血流が障害されて末梢にむくみが生じたり、運動時に痛みがあるなどの症状を呈します。

また、腎障害を併発することもあります。
関節炎は特に親指の付け根に起こりやすく、飲酒や脱水、過労などを契機に発作が誘発されます。
また、腎臓・尿路系の合併症として、尿酸による尿路結石や、通風腎による腎不全が挙げられます。
糖質やプリン体の摂取で尿酸値は上がっていきます。
適量の範囲内であれば良いのですが、毎日大瓶一本を空けていたり、つい飲みすぎてしまうことが多くなってしまうと、痛風を起こしやすくなってしまいます。

痛風を改善するには、まず第一にお酒、特にビールは控えるようにしなければなりません。
普段の状態や、それほど症状が重くなっていない段階であれば飲酒量を減らして節制する程度で十分に改善が期待できますが、重い症状を呈してきた場合は、禁酒が治療の第一選択となります。
症状が落ち着いてくるまでお酒は飲まない方が良いでしょう。

ところが、それほど毎日飲み続けていた、いわば習慣になっているお酒を急にやめるのは難しいでしょう。
我慢できなくなって飲んでしまう場合も、もしかしたらあるかもしれません。
そうなってしまうと治療が非常に困難になるので、いくらお酒が好きな人でも飲みすぎないように気を付けていくことが大切です。